取り込みプログラムの使い方(PC98)

 

*PC98 の準備。

1)  PC98 の電源を入れる。

電源が入るとシステムのパーティションを尋ねてくるのでシステム1を選ぶ。

2)  ログインネームの入力

MS-DOS が立ち上がると fireball のログインネームとパスワードを 3 回尋ねてくるので、実験者のものを入力する。もし fireball にアカウントがない場合は担当者に作ってもらうこと。

3) 周辺機器

GPIB , KE などの周辺機器の電源、接続状況を点検する。

 

* 取り込みプログラムの立ち上げ。

現在のところはとりあえず取り込みプログラムは各個人で持つことにしているので、phenix 上にプログラムとその設定ファイルを入れておくディレクトリーを作っておく。必要なファイルは以下の通り。

・ kec???.exe 実行ファイル本体(? はバージョン等で変化する。)

・ plist.def 環境設定ファイル。

1)  自分の実験に適するように環境設定ファイルを変更する。

2)  実行ファイルを立ち上げる。

3) 設定した環境になっているか確認する。

" f 1 " (state) で確認し、違っていれば変更する。

チャンネル割り当ては " f 2 " (KE82) , " f 3 " (Channel) で確認できる。

 

*取り込みプログラム使用法

この取り込みプログラムでは、基本的に2つの状態があり、現在どちらであるかは、画面左下に現れる。

a) "Ready" 通常の操作をする状態

b) "Trans Waiting" デジタイザからのシグナル待ちの状態

状態を変更する方法は以下の通り。

"Ready" -> "Trans Waiting"------- "  f 6  " (Trans)

"Trans Waiting" ->  "Ready" ------- " f 10 " (Escap)

・ データの取り込み

データの取り込みは"Trans Waiting"の状態にしておくと、トリガが入ったときに自動的にデータが送信されてくる。

・ マニュアルトリガ

データのオフセットなどを取ったり、取り込みや接続の確認をする場合にマニュアルトリガを使う。マニュアルトリガでシグナルをとる場合は "Trans Waiting" の状態で、" f 9 " (M.trig) のキーを押す。 

・ データのセーブ

"Ready"で、" f 8 " (DSAVE) キーを押す。

 

*トラブルに対する対処法

・ 立ち上がらない。

周辺機器の確認

・ 取り込まない。

取り込むかどうかの確認方法としては、マニュアルトリガを使うと良い。

始めから取り込まない場合は周辺機器の状態と設定状態を確認する。

実験途中から取り込まなくなった場合は

" f 10 " (Escape) を押してみる。

それでもダメな場合は" STOP "ボタンを押し、プログラムをいったん終了させて再度立ち上げる。

それでも動作しない場合はPC98 をリセットする(本体前面のリセットボタン)。

あるいは原因は KE 側にある場合もあるので、KE をリセットするか電源を入れ直してみる。(電源を落としてから10秒以上待って再度電源を入れる。)

・ セーブしない。

パスの設定を確かめる。

また、セーブ先のディレクトリーの存在を確かめる。

・ その他

メモリ関係のエラーであるとメッセージがでた場合はPC98 をリセットする。


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